企画: ダニー・ネフセタイ
作: なるかわ しんご
ISBN: 978-4-909809-68-1
ページ数: 40ページ
サイズ: 215 x 270 x 10mm
本体価格: ¥1,800
シリーズ名: imagination unlimited
刊行予定: 2025年8月31日
1957年イスラエル生まれ。高校卒業後、徴兵制によるイスラエル軍入隊。空軍にて3年間兵役を務める。退役後アジアへの旅に出て、日本各地をヒッチハイクなどで周る。その後日本へ移住し、1988年埼玉県皆野町金沢で「木工房ナガリ家」を開設。現在夫婦で注文家具、遊具、木工小物、社会性オブジェの創作活動をしている。その他社会活動として講演活動中。テーマは 「イスラエル軍元兵士が語る非戦論」「世界情勢から平和を考える」「外国人の目に映る人権」「イスラエルの歴史と今・そして日本」 など。
著書に『国のために死ぬのはすばらしい?』(高文研)、『イスラエル軍元兵士が語る非戦論』(集英社新書)、『どうして戦争しちゃいけないの?』(あけび書房)がある。
1989年生まれ。24歳の時に子どもの本に関わりたいと「なかがわ創作えほん教室」に所属し現在に至る。絵本・商業イラストなど制作をしながら、児童福祉・教育分野での子どもや親に向けて講演・ワークショップなどを全国で行う。絵本に『きみが うまれた ひ』『ちいさな しまの とりの おはなし』『私は十五歳』『くまと かきの み』(イマジネイション・プラス)がある。愛知県名古屋市を中心に活動。二児の父。
イスラエル生まれのダニー・ネフセタイさんは子どものころ国を守るために戦闘機のパイロットになるのが夢でした。3年間の徴兵で空軍に入りましたが、その夢を叶えることができずに旅にでます。そして立ち寄った日本の公園で驚きの体験をします。公園には今まで「敵」と思っていた国々の人が多くいて、その人たちと自然に楽しく話をすることができたのです。「敵」と教えられた人は同じ人間だと気づいたのです。その後日本で暮らすようになったダニーさんには段々と気づきが多くなっていきました。そのひとつはずっと戦争をする自分の国、しかし暴力は何も解決することはできない、話し合いこそが大切だとの気づきでした。そして本職は家具を作る職人ですが、平和を唱える活動を始めたのです。
絵本を通して平和のあり方を考えます。そのキーワードは丸いちゃぶ台。角のないちゃぶ台は誰とも同じスペース、同じ距離で接することができるのです。