文: はら まさかず
絵: 山本 久美子
ISBN: 978-4-909809-58-2
ページ数: 40ページ
サイズ: 230 x 230 x 9mm
本体価格: ¥1,700
シリーズ名: imagination unlimited
刊行: 2024年7月31日
1972年愛知県生まれ。作家、編集者。東京都立大学経済学部卒業。『うさぎとハリネズミ きょうもいいひ』(絵・石川えりこ、ひだまり舎)で第55回日本児童文学者協会新人賞を受賞。ほかに、『お父さんとお話のなかへ 父と子のお話12か月』(本の泉社)や『うさぎとハリネズミ』シリーズ第2作『きっとあえる』など。全国信用金庫協会の広報誌『楽しいわが家』にて、エッセイ「お父さんの気持ち」を連載中。日本児童文学者協会理事。
2023年8月刊行の『くじらの ぷうぷう』の続編となります。
2050年海は魚よりゴミの数が多くなると言われています。第一弾でプラスチックの人形と仲良くなったクジラのぷうぷうですが、周りに大量のゴミが漂っているの気づきます。そしてぷうぷうたちがゴミを食べないように注意しながら吹き飛ばしていると、そのゴミが集まり始めて大きなゴミのクジラになっていきます。そしてそのクジラは陸に打ち上げられた瞬間にゴミと変化をし、海を汚している人間の前に大きな山となって現れます。海洋汚染を考えていく絵本です。
ごみを見つけたら、ひろいます。あたりがきれいになって、気持ちいいですね。ごみをひろって、集めて、ごみ箱へ捨てて…。そのあとって、どうなるんでしょう。汚いから、ひろって、集めて、目の前からなくすだけでは、ごみはなくなりません。くじらのこども ぷうぷうは、そのことに気づき、悲しくなります。今あるごみをどうすればいいか、そして、これからごみをできるだけ少なくするにはどうすればいいか。ぷうぷうといっしょに考てみませんか。